【デジタル手書き】富士通の電子ペーパー「P02(A5サイズ)」が到着。開封の儀と1日使い倒してみてのレビュー(良い点3つと改善点2つ)
書き味は現状紙に一番近いガジェット
先日注文した富士通の電子ペーパー「P02(A5サイズ)」が予定通り29日到着しました!さっそく昨日1日使い倒してみての第一印象レビュー(良い点2つと改善点2つ)をお送りします。
まずは開封の儀 国内PCメーカーっぽい梱包でした
到着は29日の午前中。配送が日通だけあって時間通りの到着です。最近海外のプロダクトばかりだったのでオンタイムの発送がものすごく新鮮に感じちゃいました(笑´∀`)。箱はいかにも「法人向け」な感じ。梱包も、箱を開けたらガジェットがどーん!!!ではなく、奥まったところに入っていましたw
箱は普通ですが、、、
蓋を開けたところに入っているのはMicroUSBケーブルとペン。本体はさらに下の層に入っていました。最近は蓋を開けた途端に画面が全面に出ている海外ガジェットばかりだったので、日本式?な梱包が逆に新鮮ですね。
到着時点では電池切れで使えず
意外というか面食らったのが、到着時点ではペンと本体の充電がほぼゼロだったことです。初期設定する段階でペンはバッテリーが切れて使えず、本体も残が数パーセントで充電が必要な状態。充電で1時間ほど待ちが発生してちょっともどかしかったですね。
設定はWindowsパソコンが必須
設定は以下のサイトから管理用ソフトをダウンロードしてインストールしてPDFファイルをアプリ経由で転送する形で利用します。ここも昔ながらですね。アプリの設定はメニューの表示に従っていって15分ほどで完了しました。
Digital Paper PC Appのダウンロード | 富士通クライアントコンピューティング「電子ペーパー」
http://www.fmworld.net/digital-paper/support/download/dppapp/
テンプレートはSONY版デジタルペーパーのもの利用可
電子ペーパーで利用するテンプレートですが、富士通のものは以下にあります。
ダウンロード | 富士通クライアントコンピューティング「電子ペーパー」
http://www.fmworld.net/digital-paper/support/download/
以下には2019年のスケジュール帳や各種ノートが配置してあります。「便利!!!」と思ったのはスケジュール帳です。月、週、日時表示ととあるのですが、それぞれにリンクが張ってあって、
・月表示の日付をタップ⇒日時表示に切り替え
・月表示の左側矢印をタップ⇒週次に切り替え
することができます。
月の移動も右側の月のインデックスを押すだけで、ぱっと移動できるので月、週、日表示を併用する人には便利です。
電子ペーパーはPDFの上に上書きをしているだけなのでファイルがPDFであればなんでもOK。なので中身は一緒なSONYのデジタルペーパーのテンプレートの利用できます。テンプレートの種類はSONYのほうが豊富なので、こちらもダウンロードしておいたほうが良いと思います。
テンプレート ダウンロード | デジタルペーパー | デジタルペーパー | ソニー
https://www.sony.jp/digital-paper/support/template/
使い勝手レビュー 良い点:書き味、持ち運びのしやすさ、PDFビューワーとしてもいける
肝心の使い勝手ですが、良い点から。まず書き味は素晴らしいです。iPad、GalaxyNote8、Pixelbookと手書き環境は併用していますが、書き味は一番紙に近いです。スマホやパソコンは表面がガラスなのでどうしてもつるつるしてしまいますが、表面がマット加工してあって、ざらざら感による適度な摩擦が紙に書いている感覚を味わらせてくれます。画面もE-INKなので見た目が紙です。目が疲れないのもポイントですね。
2つめは「持ち運びのしやすさ」です。
本体の重量は約251gだけあって軽いです。片手持ちも全然苦になりません。持った感覚は段ボールの厚紙を持ったような感覚ですね。紙の手帳を持つより楽だと思います。サイズもA5サイズ、ディスプレイサイズは10.3インチとiPadなサイズなので、例えば、ひらくPCバッグnanoのようなバッグにもすっぽり収まります。
いつでもどこでも開けるスケジュール兼ノートとしての利用は実用的だなと感じました。
3つめが「PDFビューワー」としても結構いけるということです。いうなれば大型のKindlePaperwhiteな感じ。以下大好きなPCエンジン本を取り込んで表示してみたところですが、文字ににじみもなく、精細に表示されました。
PDFビューワーとしても全然ありなんじゃないかなと思います。自炊本の読書は捗りそうです。
以上が1日使ってみて良かった点でした。次はちょっと。。。と思ったところです。
改善点:転送がWindowsのみは面倒くさい、色表示が少ない
すぐにでも改善してほしいのが転送ですね。アプリが今時「Windowsのみ」というのはいただけないと思います。SONYのようにせめてAndroid対応くらいはしてほしかったなと強く感じます。わざわざWindowsを立ち上げてネットに繋いでアプリから転送とか早晩使わなくなりそうですw。Mac無視なのもいかがなものかと感じますし。時間が無かったのかもしれませんが早急にアップデートしてほしいところです。
あとはペンの色表示が少ないのもマイナス点です。青と赤2色しかありません。せめて3色にしてほしかった。多色ボールペンがあるように色も2色ではなく3色にしてほしいですね。プライベート、仕事、終わったことで色分けしている人も多いはず。
1日使っての総評 人柱になれる手書きガジェットマニアにはお勧め
電子ペーパー1日使ってみましたが、個人的には「どうにか紙の手帳、ノートから置き換えはできそう」と感じました。書き味が紙に限りなく近いということ、E-INKな画面は長時間凝視していても苦にならないので、置き換えはいけそうな予感がしています。
ただ、「49,800円」という値段はどうなのか?、正直高いなと感じています。手帳と紙のノートに50,000円。コスパは正直良いとは思いませんw(定価75,500円は確実に高すぎ)。なのでなんとなく手書きやってみたい人にはちょっと高い買い物になってしまうかなと思います。
・なにがなんでも紙を排除したい人
・手書きガジェットにこだわりがある人
であれば、チャレンジする甲斐があるガジェットですね。直販サイトでは2019年1月16日までの発売記念セールを実施しているので、気になる方は覗いてみてください。
商品に関する重要な情報 |富士通クライアントコンピューティング「電子ペーパー」
http://www.fmworld.net/digital-paper/product.html